山行概要
目的 | 冬季アイスクライミング・雪稜登攀訓練(ジョウゴ沢・赤岳主稜) |
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山域 | 八ヶ岳(赤岳・ジョウゴ沢) |
日程 | 2003年2月3日(月)〜2月4日(火) 2月3日:豊田駅〜赤岳鉱泉〜ジョウゴ沢 2月4日:赤岳主稜登攀〜赤岳頂上〜下山 |
メンバー | 小久保、乙山、山本(篤)OB、高橋OB |
概要(約500字)
2003年度の冬季トレーニングとして、赤岳鉱泉をベースに八ヶ岳でのアイスクライミングおよび主稜登攀を行った。2月3日、豊田駅に集合し、山本OBの車で八ヶ岳山荘へ移動。パッキング後、赤岳鉱泉へ向けて入山。トレースは明瞭で雪は少なく、暖かい気候のなか順調に行動。テント設営後、ジョウゴ沢にてアイスクライミング練習を行った。F2(15m)にてトップロープを使い、初めてのダブルアックスを体験。緊張と慣れが交錯しながらも徐々に登攀を楽しめるようになった。
翌4日は赤岳主稜を目指してアタック。中山乗越・行者小屋を経て文三郎道から尾根に上がり、主稜取り付きへ。ザイルを2パーティに分け、4ピッチを交代でリード。雪稜・岩場・コンテ・ワンアットなど多様な登攀技術を用い、稜線上の赤岳山頂へ抜けるルートを無事完登した。地蔵尾根から下山し赤岳鉱泉へ戻り、八ヶ岳山荘まで下山。実践的な冬季登攀技術の習得と、雪山における安全管理を体験する貴重な機会となった。
行動概要
2月3日(月) 晴れ時々曇り
豊田駅(6:30)〜八ヶ岳山荘(8:55–9:15)〜赤岳鉱泉(11:55–13:00)〜ジョウゴ沢(13:20–16:00)〜赤岳鉱泉(16:15)
豊田駅に集合後、山本OBの車で八ヶ岳山荘へ移動。準備を整え赤岳鉱泉へ向かう。雪は少なくトレースも明瞭で、軽装での行動となった。テント設営・昼食後にジョウゴ沢へ移動し、F2(15m)にてダブルアックスでのアイスクライミング練習を実施。トップロープにて反復登攀を行い、夕方に幕場へ戻る。
2月4日(火) 晴れ時々雪
赤岳鉱泉(7:05)〜主稜取り付き(8:45)〜赤岳頂上(10:50–11:00)〜赤岳鉱泉(12:10–13:05)〜八ヶ岳山荘(14:40)
赤岳主稜を目指して出発。行者小屋〜文三郎道を経て主稜末端に取り付く。4ピッチに分けて登攀し、適宜コンテ・ワンアットも使用。主稜終了後、赤岳山頂へ抜けてすぐに下山開始。地蔵尾根を通って赤岳鉱泉に戻り、下山準備の後、凍結した林道を慎重に八ヶ岳山荘まで下山した。