冬山合宿(12/25-1/4) | 白沢天狗尾根~爺ヶ岳

目次

山行概要

目的体力強化、積雪期テント生活技術養成、積雪期氷雪技術養成
山域白沢天狗尾根~爺ヶ岳
日程2025年12月25日(木)〜1月4日(日)
メンバー川嶋、菅野、関、鈴木

行動概要

12月25日(木)  

予定通り部室に集合し、新宿駅に到着する。

その際に重荷での移動のため周囲に注意しながら移動する。

その後、早川に見送りをしてもらいバスタ新宿で夜行バスに乗り信濃大町駅へ向かう。

12月26日(金) 雪

信濃大町駅(5:09-5:40)~スキー場(6:08)~BC(9:18-10:32)~スキー場(11:10-11:38)~BC(13:08)

信濃大町駅に到着後、テルモスに温かい飲み物を入れてスキー場に移動する。スキー場に到着後、駐車場端の邪魔にならない場所に一部官物をデポする。

ビーコンチェック、体操をした後にわかんを装着しBCへ向かう。

スキー場斜面からは雪が少なくなってきてわかんでは歩きづらくなった為先頭の管野以外、わかんを外す。1230m地点をBCとする。

BC到着後、整地・テント設営を全員で行う。テントの中で昼食を取る。その後、スキー場に向かいデポした官物を回収しBCへ荷揚げる。

12月27日(土) 晴れ

BC(10:30)~雪上訓練場所(12:15-14:03)~BC(14:42~15:23)

出発前の梱包中で鈴木が腰痛を訴えたため、腰痛の様子を見ながらテント待機する。

テント待機によって予定していた訓練内容を全て行えないと判断し、行う訓練内容をFix工作、Fix通過、アンカー構築、スタカット、コンテニュアンスに絞る。

10時ごろ腰痛が治まってきたためビーコンチェック、体操をした後、行動を開始する。

雪上訓練場所に向かう際に鈴木の腰痛が再発したためゆっくりのペースで登って行く。

1412m付近で雪上訓練を行うこととする。雪上訓練時はFix工作を管野、関で行う。その間に川嶋、鈴木でアンカー構築、コンテニュアンスを行う。川嶋、鈴木で行う訓練内容を終えた後、鈴木はFix通過を行う。

全ての訓練内容を終えた後、BCへ向かう。BCへ向かう際に鈴木が腰痛を訴えたため、痛みが治まるまで休憩を取る。その後ゆっくりBCまで降りる。

夜のミーティングで、鈴木の腰痛の状態の大幅な回復は見込めず、今後よりハードな実動をこなすのは難しいと判断し、翌日は朝に鈴木を上級生全員でスキー場まで下山させることとする。

鈴木のご両親に電話をして迎えに来てもらうことにする。ご両親と時間を合わせて次の日の出発を遅らせることにする。東京本部にも連絡をする。

12月28日(日) 晴れ

BC(6:47)~スキー場(8:03-8:51)~BC(9:36-9:46)~2000m地点(14:33-14:48)~BC(16:18)

ビーコンチェック、体操をした後予定通り爺ヶ岳スキー場へ向かう。鈴木の腰痛の様子を見ながら降りていく。

スキー場に到着後、鈴木のご両親に来ていただき、鈴木を実家まで送っていただく。

その後再びスキー場を出発する。順調に歩きBCに到着する。

休憩をはさんだ後、赤旗を持って上部偵察に行く。風もなく快晴である。

1412mより先は適宜赤テープをつけながら進む。脛から膝程のラッセルが続く。

1650m付近から所々尾根が細くなる箇所がある為、慎重に歩く。特に木が露出している箇所はスリップしやすくなっている。その後南側の傾斜が緩くなっており、切れている矢沢側に寄りすぎないよう注意しながら進む。

白沢天狗山との分岐までの急登1980m付近は、露岩を巻いて通過する。谷側は切れているため注意する。

白沢天狗山との分岐到着後休憩をとる。尾根上は積雪が少なく、所々地面が露出している。西からの強い風が吹いている。

強風の影響を強く受ける地点の為雪庇が東側にかなり発達している。白沢天狗山との分岐で赤旗、スノーバーをデポして下る。

1980m露岩箇所は懸垂下降1ピッチ、ロープを出す。その後は赤テープを補充しながら歩きBCに到着する。

夜のミーティングでFixロープ20mを1980m露岩箇所に張ることに決める。

12月29日(月) 晴れ

BC(6:28)~1970m地点(11:48-14:05)~BC(16:06)

体操とビーコンチェックをして出発する。前日のトレースが残っておりつぼ足で歩いていく。

関のペースが上がらないため一部官物を川嶋が持つ。暑いため1412m付近でウェアの調節を行う。尾根が細くなっている箇所は慎重に歩く。

1980m露岩急登箇所の手前でヘルメットとハーネスを装着する。木に支点をとってFixロープ20m✕1ピッチを張る。

その後白沢天狗山との分岐で小休憩をとる。前日にデポした赤旗は川嶋が持つ。

1970mのコルまでの下りは東側に雪庇が大きく発達していたこと、その為尾根を巻いてコルまで下らなければならずかなり急斜面であったことから懸垂下降で下ることとする。

1970mにある露岩手前でアイゼンを装着し、ロープを出してFix工作に移る。

岩稜帯の尾根通しのラインを行こうとしたが岩に雪がうっすらのっているだけで足場として踏み固められず、登下降共に危険と判断し一度戻る。

岩稜帯を西側に巻くラインで工作を再度やり直す。尾根の西側は踏み固められるほどの雪はついている。支点は木で取っていく。

岩稜の尾根上にのるラインと藪の急登の方に逃げるライン2パターンが選択肢としてある。岩稜は無雪期の偵察でかなり脆いことがわかっており、下りの際にはとても降りづらそうであった。

どちらのラインもかなりの急斜面だが藪のラインの方が木を掴めたり、スリップしても木に引っかかって止まる為、総合的にリスクがより低いと判断し藪の方に逃げるライン取りをした。

Fix工作を完了後引き返す。1970-岩稜帯のFixを重荷で何度も通過するのは労力や時間がかなりかかり、危険であると判断し、この時点では1970コルよりも手前にFCを張ることとする。

1970コルまでの懸垂下降で降りた急斜面は何度も往復する箇所であることからスペアのメインロープをFixする。登り返した後白沢天狗山との分岐に官物をデポする。

ロープで登り返し、1980m付近に官物をデポして引き返す。Fix箇所は1人ずつ慎重に通過する。その後は順調に下りBCに到着する。

12月30日(火) 曇り

BC(7:20)~FC(14:20)~1980m付近(14:34-14:57)~FC(15:14)

天気が悪く視界不良であったこと、腹痛のメンバーがいたことから出発を少々遅らせることとする。

明るくなってきたため準備体操をした後ビーコンチェックをして出発する。こまめに休憩をとりながらゆっくり標高を上げていく。

1412m付近で暑いためレイヤーを調節する。

2000m付近のFix箇所手前でヘルメットとハーネスをつけ、Fix通過をする。その先にある2000m付近の樹林帯の箇所をFCとする。

テント設営後、昨日デポした官物をとりに行く。官物を回収しFCに到着する。

12月31日(水) 雪

FC(8:12)~1994m地点(10:50-11:30)~FC(15:10)

悪天で視界も悪いことからテント待機することとする。

風と雪が弱まってきたため、ヘルメットとハーネスを装着してから出発する。デポしていた赤旗とスノーバーを回収する。

1970mのコルまでの下りは1人ずつ懸垂下降を行う。その後Fix通過を行う。

通過後はわかんを装着し、赤テープをつけながら歩く。矢沢側は雪庇が発達していることがあるため注意する。また所々木の根や地面が露出しており歩きにくい。

1994m付近にて関が足先の冷えを訴える。ツェルトをかぶって休憩をとる。その際に靴ひもを緩めて、ユベラ錠剤を飲ませ血流回復に努めた。

天候が悪かったこと、メンバーの状態があまりよくないことから、1994m地点で赤旗をデポしBCへ引き返す。下りのFix通過は急なため慎重に下る。

1970mコルからの登りはロープを出して登り返す。その後BCに到着する。

1月1日(木) 曇り

FC(5:30)~JP(10:55-11:14)~2390m地点(11:37)~FC(16:03)

前日のミーティングで出発時間を早めることとする。ヘルメットとハーネスを身に着けてから出発する。

1970mまでは懸垂下降をし、1970mからFix通過を行う。1994mでデポした赤旗を回収する。

1994mから先はトレースがなくペースが上がらない。2180mまでは重い雪の腰ラッセルがつづく。

2180m付近から木が露出しており足が埋まって歩きにくい。また膝程のラッセルが続く。矢沢側は雪庇が発達しているため木が露出している箇所を南西側に巻きながらゆっくり進んでいく。

2350m付近の急斜面でわかんでは歩きづらくなってきたためアイゼンに履き替える。又、徐々に木が少なくなってきたため赤旗を分解し3人で分担して持つ。

アイゼンに履き替えてから少し登ると傾斜が落ち着いてくる。新雪がのっかったツリーホールを何度も踏み抜きとても歩きづらい。

又赤旗を開封したものの、アルペン刺しが木に引っかかりとても歩きづらい。JPに到着した後休憩しロープをつなぐ。

2390m付近まで歩くも強風、視界不良であったことから引き返すこととする。その場に赤旗をデポし引き返す。

標識を充実させながら下る。Fix箇所は慎重に下る。

1月2日(金) 曇りのち雪

FC(5:29)~P2205(7:30)~JP(9:00-9:30)~爺ヶ岳中央峰(11:37)~JP(12:30-12:50)~FC(16:28)

前日のミーティングで出発時間を早めることとする。ヘルメットとハーネスを身に着けてから出発する。

懸垂下降をして1970mのコルまで下りそこからFixロープで露岩を上がる。前日のトレースが残っており歩きやすい。JPでロープをつなぎ、わかんを装着する。

視界はやや悪いが風は穏やかである。2390m地点で昨日デポした赤旗を回収する。

その後傾斜が緩やかな箇所は膝から太もも、急斜面は腰から胸程のラッセルが続く。

視界が悪かったため、矢沢側の雪庇に注意しながら進む。2600m地点から雪がしまってきたためアイゼンに履き替える。

その後気合を入れて登り切る。山頂で写真を撮った後下る。JPでアイゼンとロープをしまい休憩する。その後順調に下っていく。

1970mコル前後にFixしていたロープを回収し、FCに到着する。

1月3日(土) 雪

天気が悪くまた連日行動によりメンバーに疲労の蓄積が見られるため停滞することとする。

1月4日(日) 晴れ

FC(7:36)~BC(9:20-9:45)~FC(12:20-12:40)~BC(13:50)~スキー場(15:19)

テント・官物が凍って重量が大幅にかさみ、一回で無理やりBCに下るのは危険と判断し、ダブル歩荷を行うこととする。

凍っていてテント撤収・官物再梱包に時間がかかり出発が遅れる。トレースが消えているためわかんをつけて出発する。

Fix箇所は重荷のため注意して通過する。赤テープをたどりながらBCに到着する。

わかんをとって官物・私物をデポしサブ行動用品を持ちFCへ登り返す。少し歩くとカモシカを目撃する。

順調にFCに到着しFCでデポした官物を回収する。Fixロープを回収した後ヘルメットとハーネスを外す。その後赤テープを回収しながら下る。

BCに到着後、デポした官物・私物を回収し、すべての荷物を梱包し直す。凍っていたのが溶けており、問題なく梱包できる。

その後順調に下っていく。雪はかなり溶けてきており地面の露出が増えている。無事にスキー場に到着する。

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