2025年度夏山合宿(8/27-9/7) | 南アルプス(広河原~北岳~塩見岳~聖岳~易老渡)

目次

山行概要

目的体力強化、無雪期幕営生活技術養成
山域南アルプス(広河原~北岳~塩見岳~聖岳~易老渡)
日程2025年8月27日(水)~9月7日(日)
メンバー川嶋、菅野、木村、関、鈴木

8月27日(水) 晴れ

広河原(11:24)〜白根御池小屋TS(14:30)

準備をし、広河原インフォメーションセンターを出発する。

1850m付近で休憩した後、急登を登り続ける。登山者が多く、多くの人とすれ違う。

傾斜が弱くなる手前でもう一度休憩し、その後、白根御池小屋まで登り切る。晴れているが、風も少し吹いていて心地よく涼しい。

白根御池小屋ではテント設営した後、中西OBご夫妻にお会いし、記念写真を撮る。

8月28日(木) 晴れ

白根御池小屋TS(4:42)〜北岳肩ノ小屋(8:07)〜北岳( 9:13)〜北岳山荘TS (10:41)

体操をした後出発する。暗いためヘッドランプを付けて草すべりの急登を上がっていく。

肩回しをしながらゆっくり歩き2450m付近で休憩をとる。

2760m付近から低い木や草が増える。

2850m手前で経口補水液を飲む。

稜線上は西からの風が強く、晴れてはいるが心地よい。ゆるやかな尾根を登り肩ノ小屋で肩回しをする。

北岳直下はガレているため注意して進む。その後、関が遅れ気味になってきたが気合で歩き山頂に到着する。

山頂で水分補給をし、写真撮影後、北岳山荘を目指して下る。直後、鎖場のため注意しながら進む。

八本歯のコルとの分岐で肩回しをした後、順調に下り北岳山荘に到着する。

8月29日(金) 曇りのち晴れ

北岳山荘TS(8:10)〜中白根山(8:57)〜間ノ岳(9:54〜10:07)〜三峰岳(10:56〜11:10)〜三国平(12:00)〜熊ノ平小屋TS(12:30)

朝、食当をしていた鈴木が食事中に嘔吐する。鈴木の嘔吐の処理を上級生で行い、休ませて体調が回復次第、出発することとする。

7:30の時点で鈴木の体調が回復した為、テント撤収し出発する。

順調に進んでいき、間ノ岳に到着する。間ノ岳にてヘルメットを装着し三峰岳へ向かう。

三峰岳への下りは岩稜帯で急斜面の箇所やトラバースがある為慎重に下っていく。

三峰岳で休憩を取り下っていく。

三国平までもトラバース箇所やガレている所が多い為慎重に下る。

そのまま下っていき、熊ノ平小屋に到着する。

8月30日(土) 晴れ

鈴木の体調がすぐれず三伏峠までの長時間行動は難しいと判断されるため休養日とする。

8月31日(日) 晴れ

熊ノ平小屋TS(3:55)〜新蛇抜山分岐(5:40)〜北荒川岳(6:58)〜塩見岳(10:15〜10:35)〜本谷山(13:44)〜三伏峠小屋TS(14:59)

鈴木の体調がある程度回復し、歩行可能と判断する。予定通り出発時間を1時間早める。鈴木はストックを持ち軽荷とする。

暗い中樹林帯を歩く。適宜肩回しや休憩をはさみながら北荒川岳手前につく。

ゆっくりとしたペースで登り、山頂につく。開けていて景色がよい。

2700m付近で休憩をする。ヘルメットをつけて出発する。鈴木はストックをしまう。

山頂が近くなる急登、ガレ場を登る道は廃止されハイマツ帯を通る道に新しくなっている。2940m付近で休憩をする。

鈴木の体調が悪化気味であるため、個装を上級生が持つ。鈴木にゼリー飲料を摂取させる。

ゆっくりとしたペースで登り塩見岳西峰で写真を撮って休憩する。

下り岩稜帯は慎重に歩き塩見小屋につく。ヘルメットをとり昼食を食べる。

肩回しや休憩をしながら順調に歩き本谷山につく。2500m付近で休憩したあと三伏山に向かう。

写真撮影の後、順調に歩き三伏峠小屋につく。

9月1日(月) 晴れ

三伏峠小屋TS(6:15)~鳥倉登山口(8:09)~鳥倉ゲート(8:41)~鳥倉登山口(9:28)~三伏峠小屋TS(11:36)

鈴木の体調回復の見込みがなく、今後の実動を継続するとエスケープが難しくなるため、三伏峠で停滞し鈴木を途中下山させることとする。菅野、木村で鈴木を下ろすこととする。

鈴木の体調を見ながら、ゆっくり下山する。

鳥倉ゲートにて鈴木がタクシーに乗ったことを確認した後、三伏峠のテント場まで登り返す。

9月2日(火) 晴れのち曇り

三伏峠小屋TS(4:33)〜鳥帽子岳(5:31〜5:45)〜小河内岳(7:11〜7:26)〜大日影山(8:39〜8:55)〜板屋岳(9:44〜9:57)〜高山裏避難小屋TS(10:33)

準備体操をして出発する。

稜線に出ると暗くて踏み跡が分かりにくい。ルートファインディングに注意しながら尾根を巻くルートを進む。

所々片側切れている箇所があるため慎重に進む。

鳥帽子岳到着後、写真撮影をし休憩する。朝焼けで眺めがとてもよい。

その後も小河内岳側に切れている道がある。肩回ししつつ順調に進み小河内岳に至る。写真撮影、水分補給を済ませる。

風が強く寒いので各自レインウェアを着て出発する。樹林帯に入ると風がなく暑いのでレインウェアで調節し肩回しをする。

アップダウンを繰り返しながら進む。大日影山山頂へ続く登山道がなかったため、巻道にザックをおき空身で山頂へ行く。写真を撮った後休憩する。

その後ゆるやかな登りを歩き切り、板屋岳に到着する。写真撮影と水分補給の後高山裏避難小屋に向かう。

順調に下っていき高山裏避難小屋に着く。

9月3日(水) 曇りのち晴れ

高山裏避難小屋TS(4:12)~荒川小屋(8:21~8:41)~大聖寺平赤石岳(9:10~9:21)~赤石岳(11:36)~百間洞山の家TS(13:36)

前岳への登りで落石の危険があること、行動時間が長いと予想されることを総合的に考え、30分出発時間を早め、出発時間4:30とする。準備体操をして出発する。

トラバース道を抜けて前岳への登りルートの下部に到着する。すでに明るくなっていたため、ガレ場の始まる2530m地点でヘルメットをつける。

前岳への急登の途中、2750m付近で休憩した後、カール地形の急登を一気に登り切る。カール地形を登り切った先は両側切れておりガレている急登である。

ここでトップを関から木村に代わる。前岳付近、崩壊箇所が多く、ガスっている。

崩壊箇所へと繋がるトレースがいくつか見られる。前岳から荒川小屋までの下り、急なザレ場を慎重に下る。途中、ガスがなくなり、展望が良くなる。

荒川小屋にて休憩した後、小赤石岳の急登を登る。途中、休憩をはさみ昼食を食べ、赤石岳山頂につく。

そのまま、百間平に向けて急なザレ場を下る。百間平からは次の日に歩く山々が見える。順調に下っていき、百間洞山の家に着く。

9月4日(木) 曇りのち雨

百間洞山の家TS(4:44)〜中盛丸山(7:06~7:21)〜兎岳(9:23〜9:38)〜聖岳(12:28〜12:46)〜聖平小屋TS(14:34)

熊が頻繁に出没しているという情報を小屋の人から聞いていたため、ラジオをつけたまま行動を開始する。

ゆっくりとしたペースで登っていき2750m付近で休憩する。霧が発生していて眺望はよくない。

稜線に出ると西側が所々切れているため慎重に歩く。

大沢岳山頂に到着する。

巻道との分岐を通過し中盛丸山の急登を登っていく。山頂で水分補給を行う。

その後もゆっくりとしたペースで歩き小兎岳につく。写真撮影後、少し下った所で休憩をする。

順調に下り兎岳の急登手前のコルで暑くなってきたためレイヤーを調節する。関のペースが上がらないが気合を入れて登り切り兎岳山頂に辿り着く。休憩をして写真を撮り下っていく。

兎岳避難小屋付近は標識のみ立っている。その後ゆっくり登っていく。稜線上は切れている箇所が多いため注意する。

2750m付近で昼食をとる。関に疲労が見られ中々ペースが上がらない。聖岳山頂で写真撮影をし休憩する。

肩回しや休憩をはさみながら順調に下っていき聖平小屋につく。

9月5日(金) 雨

雨と風が強いため停滞とする。

9月6日(土) 曇り時々晴れ

聖平小屋TS(3:55)~茶臼岳(6:23〜6:33)~易老岳(7:42)~光岳(9:29~10:00)~易老岳(11:30~11:53)~茶臼岳(13:30)~聖平小屋TS(16:09)

準備体操をし、時間に余裕をもって聖平小屋を出発する。

安定したペースで南岳山頂に着き、一本とる。南岳手前、片面崩壊箇所あり。ここで、太陽が登ってきて十分に明るかったため、ヘッドランプ外す。

少し急なザレ場を下った後、上河内岳の分岐まで慎重に歩く。そのまま上河内岳をピストンする。

その後途中、急なザレ場があるものの、比較的平坦な道を歩く。茶臼岳で一本とる。

ここから静高平手前の急登手前まで一本でいく。谷沿いの急登を登りつめて、静高平に上がる。

ここから光小屋まで平坦な道を歩く。そのまま光岳を一気に登り、山頂にて一本取り、昼食を食べる。

光岳から聖平テント場を目指す。静高平にて給水し、少し歩いた後、易老岳にて一本とる。

下山後のタクシー等の確認を行うが、ネットの繋がりがやや悪い。希望峰で休憩する。茶臼ネット通じず。南岳にてネットが通じたため、翌日のタクシーの予約をする。

そこから、聖平テント場まで一気に下る。

9月7日(日) 晴れ

聖平小屋TS(4:43)~聖光小屋(7:45~7:55)~易老渡(8:18)

準備体操をし、聖平小屋を出発する。

2400m付近まで登り返した後、西沢渡までの尾根道を下る。

途中苔平にて一本とる。西沢渡の渡渉箇所は若干増水していたため外されていた木橋をかけ直して渡る。しばらくトラバース道を歩いた後、もう一箇所渡渉する。

ここには既存の橋がかかっている。しばらくトラバース道(遊歩道)を歩いた後少し下り、聖光小屋に着いて一本とる。

ここから少し歩き易老渡に着く。

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